前回同様、我が家のお助け食材だった「ナス」ですが、近年少し値段が高いようで、我が家ではなかなか登場しなくなりました。
がしかし、もやし同様、今でも我が家の夏のお助けアイテムとして、とても欠かせない食材なので、感謝の気持ちを込めて「ナスってすごい!!」と言うことをお伝えできればいいなと思います。(大事なのは記憶より記録です!!)
目次
ナスの栄養はあるの?
「ナス」には栄養素が豊富に含まれていました。
・ビタミンB1・B2・B6・C
・鉄分
・カルシウム
・カリウム
・食物繊維
・等々
栄養素はとても豊富ですが、「ナス」の約94%は水分でできているのです。
なので、栄養はあるけれど、栄養分を取るための量が取れないため、「世の中では栄養がある」とは、いかない部分なのでしょうか・・・
しかし、ナスの皮に豊富に含まれている『ナスニン』と言うアントシアニン系色素の一種でポリフェノールの一種が、健康に大変役立つ働きをしていたのです!!
植物界において広く存在する色素です。食用植物にとても多く存在する物質で、飲食した場合でも、比較的安全性は高いと考えられているようです。
植物が光合成を行う時にできる物質で、CMなどでもよく耳にする、カテキン・フラボノイド・イソフラボンなどもポリフェノールの一種なのだそうです。
『ナスニン』?ってそんなにすごい?!
『ナスニン』には
高い抗酸化作用があり、活性酸素の発生を抑制するとありました。
どういうことなのか?・・・
抗酸化作用とは
例えば、リンゴを常温で保存すると、色は変色し異臭がしてきます。これを酸化すると言います。これはリンゴが呼吸をしてるから起こります。
この事と同じように、人間も呼吸している以上毎日酸化しているのです。
活性酸素の発生は、人間が呼吸をしている限り起こります。
この酸化の働きを抑える、抗酸化作用の役目として働くのが、『ナスニン』などの持つポリフェノールの一種なのです。
しかも『ナスニン』のもつポリフェノールの一種には、高い抗酸化作用があるとされています。
ナスだけにしかない『ナスニン』て凄すぎるのです!!
また『ナスニン』は水に溶けやすいので、あく抜きなどせず、油と共に体内に取り入れることで効果を発揮するそうです!(油も取り過ぎはよくないですが)
また、一説ですが、あく抜きは効果が無いともありました。水につけてあくが抜けることは、科学的にも根拠がないとしているそうです。
私は母から「水につけてあくを抜きなさい」と教わりましたが、意味がなかったのですね・・・
それに大切な『ナスニン』が水に溶けてしまっていたので、これからは水に漬けません!!
ほかにも、抗酸化作用が癌の抑制にもなったり、血栓を防いだりと、気になる事が沢山の抗酸化作用はまた次回調べてみようと思います。
いつからあるの?
なすの歴史は、はるか昔のインドの東部ではないかと言われています。
ナスは暑い方が育ちやすく、太陽の光が強い方が色がきれいになるとありました。
インドの東部から、今度は、東南アジアやチベットや中国に渡りました。おおよそ1000年も前から作られていたそうです。
日本へは東南アジアと朝鮮と中国からの3カ所から入ってきたそうです。奈良時代にはすでに作られていたともありました。平安時代の「延喜式(エンギシキ)」という本にもナスの作り方がのっていたそうです。
江戸時代からは、初ナスを少しでも早く作ろうとする技術もありましたが、初ナスがあまりにも高い値段で取引が行われたことから、幕府が禁止令を出したこともあったようです。
時代は変われど、人間のやることはさほど今も昔も変わらないのかもしれませんね。
今では1年中あるナスですが、
12~6月は暖かい土地でハウスなどの栽培が主流なのだそうです。この時期に生産が多いのは、高知県・福岡県・熊本県とありました。(2019.7.15現在)
7~11月は1番育てやすい季節で、露地の畑で栽培されています。この時期に生産が多いのは、茨城県・栃木県・群馬県とありました。(2019.7.15現在)
夏のこの時期は関東地方のナスの方が多いようですね!!
ナスを調べてみて
ナスは栄養素は沢山あるけれど、量を取らないことには始まらないことがわかりました。
また『ナスニン』と言う驚きの作用を持っていることにも
もびっくりしましたが、この『ナスニン』はもっと調べてみようと思います。
皆様もぜひ暑い夏に夏野菜のナスで『ナスニン』を摂取してみてはいかがでしょうか・・・
ありがとうございました。