「土用の丑の日」!!鰻を食べよう~~!
「なぜ土曜日に?ウナギを食べるのですか?」と聞かれました・・・私も大きくなるまではそう思っていた!
「土用の丑の日」
沢山調べました!!
(記憶より記録です!!孫の代まで伝わりますように・・・)
目次
土用の丑の日はいつ?
2019年は
・ 1月28日 月曜日
・ 4月22日 月曜日
・ 5月 4日 土曜日
・ 7月27日 土曜日
・10月31日 木曜日
2020年は
・ 4月16日 木曜日
・ 4月28日 火曜日
・ 7月21日 火曜日
・ 8月 2日 日曜日
・10月25日 日曜日
・11月 6日 金曜日
となります。
「土用の丑の日」は、夏だけではなかったのです!!
私は、ウナギを食べる日だとばかり思っていましたがそうではないようです・・・
土用の丑の日とは
「土用」期間に巡ってくる「丑の日」が「土用の丑の日」です。
特にウナギを食べる日だったわけでは無く、
「土用」という期間が春夏秋冬に存在して、立春、立夏、立秋、立冬の前18日間を「土用」と表している言葉なのです。
昔の暦は十二支で日を数えていたことから、このように表されたようです。
由来は?
昔々は1年を春夏秋冬の4等分にし、さらに、春夏秋冬それぞれを6つに分けて表していたものを、二十四節気(にじゅうしせっき)と呼んでいたそうです。
この二十四節気同様に、雑節(ざっせつ)というものがあり、季節の移り変わりを表したもので、「土用」はこれに含まれています。
「土用」の期間は、土公神(どくじん:土の神様)が支配すると言われ、土を犯すことは避けるべきこととされていたようです。
「土用」には、土いじりや引越し、旅行などは避けた方がよいとされ、新しいことを始めるにもよくないとありました。
これは「土用」の吉凶は期間に関係なく、どの方向もよくないと言われていて、移動は避けた方がよいと考えられていたのです。
五行思想
自然哲学思想の5種類の元素からなる五行思想で「土」が、季節の変わり目に割り当てられていることから、ともありました。
・木=春
・日=夏
・金=秋
・水=冬
・土=季節の変わり目
とされていたとありました。
この期間を「土旺用事」や「土用」と言われていたそうです。
いずれにしても、季節の変わり目に用いられていることに違いはないようです。
春夏秋冬の「土用」の期間は
・立春2月4日頃
「土用の期間」は4月17日頃~5月5日頃
・立夏5月6日頃
「土用の期間」は7月20日頃~8月7日頃
・立秋8月7日頃
「土用の期間」は10月21日頃~11月7日頃
・立冬11月7日頃
「土用の期間」は1月17日頃~2月3日頃
間日(まび)
「土用」の18日間、土作業などができないとありました。
この期間中に作業が全く出来なくなるのは無理なことなので、土公神(土の神様)が地上から天上界に行かれるとされた時期は作業をしても大丈夫だとされていました。
これを「間日」といい、「土用」でも、土作業しても大丈夫とされているようです。
この「間日」は季節ごとにある「土用」によって違うそうです。
十二支を12日間とし、それが1周となり「間日」が割り当てられているそうです。
土用殺(どようさつ)
凶とされる方位のことで、これも季節によって良くない方位が違うそうです。
「土用」期間よりもよくないとされていました。
「間日」「土用殺」をまとめて
・春
間日: 巳(4月26日) 午(4月27日) 酉(4月18日・30日)
土用殺:南東
・夏
間日: 卯(7月29日)辰(7月30日)申(7月22日・8月30日)
土用殺:南西
・秋
間日: 未(10月25日)酉(10月27日)亥(10月29日・11月6日)
土用殺:北西
・冬
間日: 寅(1月17日・29日)卯(1月18日・30日)巳(1月20日・2月1日)
土用殺:北東
昔は吉凶を日々気にしながら生活されていたようですが、どれも科学的根拠はないそうで、多くは迷信や言い伝えなのだとか・・・
他にも「土用干し」なるものがあって、この日は、田んぼから水を抜く日にあたり、稲穂がしっかり根を張り、丈夫に育つように行う作業なのです。
また、書籍や衣類を干して、虫に食われないように、梅雨の時期の湿気を取り除いたり、6月頃に収穫し、塩漬けにしていた梅を「土用」の時期に天日干しすると、紫外線殺菌できて保存力があがるんだそうです。
ウナギを食べる意味は?
昔から体調の崩しやすい夏に、バテ無いようにウナギを食べて栄養を摂ることは行われてはされていたようです。
万葉集の歌にも暑い時期は栄養価の高いウナギを食べようとあったそうです。
ウナギにはビタミンAやB群があり、疲労回復や食欲増進効果がある成分が多く含まれていて夏バテ防止にはピッタリです!!
ただし、「丑の日」にウナギを食べるようになったのは、1700年後半の江戸時代がはじまりのようです。
これには諸説ありましたが、1番多く書かれていた説は、発明家や学者とも呼ばれていた「平賀源内」という人が、うなぎ屋の店主に相談され、解決策が今の「土用の丑の日」にウナギを食べるに様になったとされているようです。
その解決策は
「張り紙に『本日土用の丑の日ウナギの日』」と書いて張り出したことから、この店が大繁盛し、それをほかのうなぎ屋も真似していったと言うわけです。
「日本初のコピーライティング」とも言われているようです。
また、一方ではこの「平賀源内」が書いた書物で記載されているともありましたが、記述は不明とありました。
本来はウナギの旬は冬になります。
なので、夏の時期のウナギはあまり美味しくないとされ、夏の時期は売れないことが当たり前だったようです。
しかし、この「土用の丑の日」の張り紙効果が世の中に浸透し、今ではスーパーやコンビニでも「土用の丑の日」にはウナギを沢山見かけるようになりました。
他にも「土用シジミ」「土用卵」「土用餅」など色々ありました。
調べてみて
「土用の丑の日」ウナギの日が始まって、まだ約300年ほどしかたっていないのに、今ではコンビニやネットなどでも、いつでも美味しいウナギが頂ける時代になりました。季節行事や言い伝えも、消えては欲しくないですが、時代の流れと共に変わっていくのでしょうね。
子供達の孫の代まであるといいのですが・・・
それにしても、美味しいウナギが食べたくなりました!!
皆様も素敵な「土用の丑の日」をお迎えください。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。